ツール・ド・おきなわ 2022レポート前日編 - ちゃっぴーの自転車備忘録←前回の記事
・スタートまで
レース当日は、朝5時に起床。スッキリとした寝覚め。
足の調子も体調も上々。
ちなみに、CTLは97 TSB+15
外を見ると雨。部屋の中にまで音が聞こえるほどの雨。「マジかー」とテンションダダ下がり……
天気予報では6時以降には止むらしいとありましたが、この数日で沖縄の天気予報はコロコロ変わっていたので信用ならず。
萎えてても仕方ないので、コンビニで買っておいた朝ごはんを無心で貪ります。
・チョコチップスティックパン6本入 約600kcal
・おにぎり2個 約400kcal
・野菜ジュース
あと、脚攣り防止に芍薬甘草湯を服用(今思えば、朝イチに飲んでもレース後半まで効果が持つはずがなかった)。
朝イチにコーヒーを飲む習慣がありましたが、カフェインの利尿作用でレース中おしっこ行きたくならないようにするため、今日は我慢。
ジャージに着替え、補給食を背中ポケットへ。
今回補給食は
・羊羹 5本入 (1本170kcal レースでは2本余らせました)
・スローバー1本 (200kcal)
・リポビタンゼリー2個(1個180kcal)
・塩ジェル 2本
ボトルは750ml2本。中身は水。スポドリは入れない派です。
しっかりとトイレも済ませます。
6時40分にホテル発。
この時間には雨は止んでいましたが、相変わらずの曇天。路面はウェット。
6時50分に快活CLUB名護店着。
同じカテゴリーに出るギンリン岡口さん、140kmマスターズのギンリン井上さんと合流。
井上さんが予約してくださったハイエースタイプのタクシーで乗り合わせて、自転車ごと140kmカテゴリのスタート地点へ。
道の駅ゆいゆい国頭の手前のコンビニまでで、45分7500円ほど。
朝ごはんが足りない気がしたので、コンビニで塩おにぎりを買い食いしました(+180kcal)。
その後、140kmカテのスタート地点である道の駅ゆいゆい国頭へ自転車で移動。
スタートまで1時間以上あったのでいまいち落ち着かず、歩き回ったりトイレ行ったり歩き回ったりトイレにこもったりの無限ループへ。井上さんから挙動不審だとツッコミを受けました 笑
↑まだ元気だった頃
9時10分頃プロの出るチャンピオン、続いて市民オープン210kmの選手達のか通過を見送り、ようやく僕らのレーススタートとなりました。
・スタート~普久川ダム
雨はたまにパラつく感じで相変わらず不安定。
僕は集団後方よりスタート。
落車しないよう、周りを見ながら集団の中で淡々と漕ぎ、少しずつ前へ移動。
しかし、180名近い人数による集団では身動き取れず、ポジション上げは断念。まあ、登りで上がればいいやと大人しくしておくことに。
途中、トンネルあり。トンネルの中は灯りはあるけど、外よりは暗いし閉塞感があって自然と肩に力が入る。トンネル内で落車が発生した年もあるらしいから、より慎重に。
特に動きはなく、みんなで仲良く普久川ダムの登り口へ。
・普久川ダム~北側海岸線
苦手な下りで集団に遅れを取ること必至なので、出来るだけ前にいようと集団内でのポジションを上げて行きますが……
イマイチ調子が上がらない。
脚に余裕があるのに息が苦しい。
サイコンを確認すると、260w程度しか出てないのに心拍数が175bpm。峠の茶屋TTしてる時と大差ないくらい。
沖縄の暑さのせいか、レースでアドレナリンドバドバ状態だからか……疑問に思いながらも、そのまま10番手くらいで登り続けます。
が、終盤の斜度がキツくなるところで勢い余って踏みすぎてしまい(悪癖)、集団から抜け出してしまう。
しまったと思い、集団が追いつくまで4.5倍くらいのペースで踏み続けていると、後ろから1人がブリッジ。
山岳賞狙いなのか合流後さらに加速して登り進めたので、流石にここで脚を使う訳には行かないとそれは見送り。
ラスト500mで集団がペースアップし、合流。再び10番手くらいを維持して、そのまま下りに突入。
普久川ダム登り、17分57秒280w
少し踏みすぎてしまいましたが、まだまだ脚は元気。
・普久川ダム~奥の登り
もともと下りが苦手なのと、路面が濡れていたこと、周りに人が沢山居たことで慎重になり過ぎてしまい、ブレーキをかけながらのゆるゆるダウンヒル。
下りの終盤では集団の最後尾からちぎれかける位置までポジションを落としてしまいます。
下り切り直前に頑張って踏んでなんとか集団復帰。
脚をだいぶ使ってしまった(:3_ヽ)_
そうこうしているうちに、市民100kmカテゴリのスタート地点へに突入。
が、ここでアクシデント。
100km組選手たちのスタートゾーンと走行ゾーンを仕切るために道の真ん中に三角コーンが置いてあったのですが、
先頭付近にいた人はともかく、集団内の人には三角コーンが急に視界に現れたような形に。
集団前方の人たちはなんとか避けられたものの、後方にいた人たちの中には3角コーンが避けられず突っ込みんだ方々が何人かいて、落車が発生した模様。
僕はこの時は集団前方にいたので大丈夫でしたが、一緒に熊本から来ていたギンリンの岡口さん落車に巻き込まれ……なんとか完走はしたものの怪我と機材がボロボロに。
これは……うーん……なんか前回大会でもこの辺で落車かなんか起きてた気がするから、運営は改善した方がいいと思う。
その後、繰り返すアップダウンをどんどんクリアするものの、得意の登りでポジションを上げて、苦手な下りで最後尾になるというのを繰り返した結果、脚に徐々に疲れが(:3_ヽ)_
奥の登りという長めの登りもあったけど、これはサイクリングペースでゆるゆると通過。
奥の登り、10分46秒で229w。
もうすぐ2回目の普久川ダムの登りにさしかかろうかというタイミングで再び本降りの雨。沖縄の天気はほんと不安定……
・普久川ダム2回目~学校坂
そして2回目の普久川ダムの登りへ。
2回目も相変わらず息苦しい。
まあ、調子が上がらなくても登りは得意なので集団10番手前後をキープし続けます。
2回目の登りはペースが上がると聞いていましたが、1回目とほぼペース変わらなかったですね……
ただ、登りきる頃には集団はかなりスリムに。だいたいスタート時の半分~1/3くらいにまで減っていた。
普久川2回目、17分49秒268w
集団で登るとめっちゃ楽だね。思い返すと、1人で抜けちゃった1本目はいかんかったな……
相変わらず下りは下手で集団からはぐれそうになるけど、なんとかぶら下がり、難所の学校坂の麓へ。
学校坂は平均斜度7%で5分強登る坂で、強度の跳ね上がるポイント。もっとも集団のリストラの進む場所と言われています。
予想通り、強度が上がり僕も何とかついて行きますが、この時ダンシングをしようとしたら太腿ののあたりがピクピクと嫌な気配を発し始める。
(あ、これ攣るわ……)
ダンシングは止め、シッティングで何とか凌ぐ。ヒィヒィ言いながらも、なんとかクリア。
学校坂、5分19秒311w
・学校坂~ゴールまで
難関の学校坂は乗り越えたものの、脚の違和感は相変わらず。
手で揉んだり途中筋を伸ばしてみたりして誤魔化し誤魔化し漕ぎますが、なかなか治らず。
その後も続くアップダウンでさらに筋肉へ負担が。
そして、名も無き短い登りの終わり際に、左太腿の裏、膝裏の少し上あたりが激しい痛みとともにロック。盛大に攣ってしまう/(^o^)\
幸いにもすぐに下りに入ったため、軽い負荷を掛けながらペダルをまわし、収縮し固まった筋肉を解して何とかこれは回復。
しかしその次に来た短い登りの中盤で、今度は右太腿の同じ位置が攣る。
これはもうどうしようもありませんでした。
再び回復に努めようとするも、脚に力が入らない内に集団は一気に坂をかけ登っていきます。
僕も左脚を何とか回復させて追うも、時すでに遅し。集団は下りに突入。
登りはともかく、下りでは集団が圧倒的なアドバンテージがあります。追いつける訳もなく……
ちょうど90キロ地点。スタートから2時間半。ここで、僕のレースは終わりました。
あとは足の痛みに耐えながら残りの50キロを走るのみ。
この後1人でだらだらとサイクリングしていたところ、後方からやって来た他のカテゴリーの脱落者たちが合流。完走を目標とするトレインを組み、淡々と距離を消化。
最後の羽地ダムの登りで全員をちぎって……とは言っても4倍くらいでしか踏んでないので、他の方々が僕以上に消耗していただけだったとは思いますが。
そういえば、羽地ダムの登りを走っている時に見知らぬどなたかが僕に水の入ったボトルを渡してくださいましたね。
もう水が空っぽだったので、あれは助かりました。
見知らぬ誰かさん、ありがとう……
下りは安全にこなし、フラフラとゴールへ。
エントリー188名、完走者122名中32位
なんとも不甲斐ない結果に終わりました。
1番の反省点は下りで慎重になりすぎて遅れすぎたこと。
苦手だからとは言っても、あれはゆっくり下りすぎました。
その遅れを取り戻すために平地と登りで脚を使いすぎて、筋肉が疲弊。これが脚攣りの1番の原因ですね。そもそもインターバル耐性が無いし。
他にもたくさん反省点はありますが……まあ、次におきなわに挑戦する機会を得た時はそれを活かしたいと思います。
無駄に長いレポートでしたが、お読み頂きありがとうございました。